二種免許を取得するには学科に合格しなければいけません。二種免許の学科試験は一種免許の学科試験に比べて二種特有の範囲があり、さらに内容もより細かくなるので難しいです。
実際に合格率は一種に比べると低くなっています。年度によって違いはありますが35~40%程度と、普通車の一種免許と比べて低い合格率になっています。
タクシーの運転手になるには二種免許の取得が必要です。受験者が高齢の方が多いので合格率が高くないと言われています。
二種免許の種類には以下のものがあります。
大型第二種免許
中型第二種免許
普通第二種免許
大型特殊第二種免許
牽引第二種免許
タクシードライバーに必要なのは普通二種免許です。普通免許に加えて普通二種免許の取得が必要となります。
普通二種免許の学科試験の概要
問題形式…マークシート
問題数……95問(文章問題90問、イラスト問題5問)
点数………文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点
合格点数…100点満点中90点以上
100問中7-8割は常識的な問題です。問題集をこなしていけば問題ないです。
残りがひっかけ問題になります。ここでは普通二種免許の学科試験によく出るひっかけ問題をご紹介いたします。
よく出るひっかけ問題20問
問題1
乗合バスの運転者は、停留所に乗客がいないときは、運行時間前でも発車してよい。
答えは×です。
乗客がいないときでも、運行時間前に発車してはNGです。
問題2
路線バスが発進の合図をだしていても、警音器で合図さえすればゆずらなくてもよい。
答えは×です。
問題3
横断歩道を横断しようとする歩行者がいたが、近づくと立ち止まったので、そのまま走行した。
答えは×です。
問題4
止まるときギヤをニュートラルに入れるとブレーキが磨耗しなくてよい。
答えは×です。
問題5
歩道の幅が0.75メートル以上ある道路で駐車するときには、歩道に入って0.75メートルをあけて駐車する。
答えは×です。
路側帯の幅です。
問題6
速度が2倍になると、まがり角で横すべりや転倒させようとする遠心力は2倍になる。
答えは×です。
速度が2倍になれば遠心力は4倍,速度が3倍になれば遠心力は9倍となります。
問題7
たとえ危険を防止するためであっても停車禁止のところは、一時停止をすることはゆるされない。
答えは×です。
問題8
まがり角や交差点とその端から3メートル以内の場所は、駐車してはいけないが停車ならよい。
答えは×です。
交差点とその端から5m以内の場所
道路の曲がり角から5m以内の場所
問題9
交差点内で他の自動車を追い越してはならないが、原動付自転車を追い越すのはかまわない。
答えは×です。
問題10
トンネルや濃い霧の中を走行する時、右折する時と同じように右側の方向指示器で、合図を行う。
答えは×です。
【頻出問題】二種免許学科試験練習問題100問 part1
問題11
同一方向に進行しながら進路を右に変えるときの合図は、進路をかえようとする地点から30m手前の地点からしなければならない。
答えは×です。
進路変更の場合は3秒前
問題12
上り坂の頂上付近と勾配の急な上り坂は、徐行しなければならない。
答えは×です。
問題13
一方通行の道でも道路の中央から右の部分にはみ出して通行してならない。
答えは×です。
問題14
黄色の点滅信号は、安全のため、一時停止して進行したほうがよい。
答えは×です。
黄色の点滅信号は「注意して進行」であり、徐行や一時停止義務はありません。
問題15
旅客が事故により死傷したときは、速やかにその家族と示談し、成立を持って警察官に知らせればよい。
答えは×です。
問題16
路線バスに乗務したとき、運行表を携帯していなかったが、毎日乗務する路線のため熟知しているので、そのまま乗務した。
答えは×です。
問題17
タクシーを運転中、交通が渋滞していて気分がいらいらしていたので、気分を落ち着かせるために乗客に断ってタバコを吸った。
答えは×です。
問題18
かぜで体調が悪く乗務交代を申し出たが、交代要員がいなくて乗務するように依頼をうけたので引き受けた。
答えは×です。
問題19
乗客のいる路線バスを運転中、ハンドルに異常を感じたが、接続する列車時間の関係もあったのでそのまま運転を継続した。
答えは×です。
問題20
空走距離とは、ブレーキが実際に効きはじめてから車が停止するまでの距離である。
答えは×です。
空走距離はブレーキをかけようとしてから実際にブレーキが効き始める前までに車が走行する距離、制動距離はブレーキが効き始めてから停止するまでの走行距離、そして停止距離は空走距離と制動距離を合わせた合計の距離。