チャイルドシートの必要性

チャイルドシートの必要性

チャイルドシートは子ども用の「イス」ではなく、事故などの衝撃から幼児を守る『幼児用補助装置』です。

「幼児を乗車させる際、座席ベルトに代わる機能を果たさせるために座席に固定して用いる補助装置であって、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。」(道路交通法第71条の3第4項)

チャイルドシートはクルマに正しく装着されていないと、せっかく子供がチャイルドシートに座っても何の意味もありません。
そのためにも固定用補助器具などを使い、チャイルドシートをクルマのシートベルトで確実に固定するようにしましょう。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートには、乳児用、児童用、学童用があります。
  お子さまの発育の程度に応じて、適切なものを使用しましょう。

チャイルドシートの選び方

チャイルドシートは、
    1. 自分の車(座席や座席ベルトの種類・機能等)に合うもの
    2. 幼児の体格に合った(成長に応じた)もの
を選ぶことが重要です。 
 そのためには、車とチャイルドシートの適合性や取付け方法についてアドバイスしてくれるお店を選ぶことが大切になります。

○ 取付けが簡単なものを選ぶ
 チャイルドシートは一般的にはシートベルトで固定します。
 シートベルトが装置に通しやすく、しっかり取り付けられるよう、 固定方法等をよく確認して取付けやすいものを選んでください。。
 限られたスペース(狭い車の中)で取付け作業をする、 特にツードアの車の後部席に取り付ける場合には、ロッキングクリップを使用するタイプの商品はなかなか大変です。

○ 技術基準に適合しているものを選ぶ
技術基準に合格したものには、運輸大臣が型式指定(認定)したマーク「自 C-000」が付いています。なお、「ECE規則(欧州)」、「米国安全基準(FMVV)」に合格しているものもOKです。

○ あまり重くないものを選ぶ
重いものは取りつけ取り外しが大変苦労します。

○ クッションやカバーの取り外しが簡単なものを選ぶ
子供はよく汚すので、こまめに洗濯できるようクッションやカバーなどの取り外しが簡単なものを選ぶと便利でしょう。

○ 背もたれの高いものを選ぶ
背もたれの部分が高いものの方が、幼児の安全が図られます。

○ サイドサポートが高いものを選ぶ
サイドポートは、体や頭をその両側から優しく固定します。衝撃を受けたときに子供の頭部をしっかり保護するためにも、幼児の座高等に照らしてサイドポートが高いものを選ぶとよいでしょう。 

チャイルドシートの使用は義務化されています。6歳未満の幼児を乗せて自動車を運転する場合に使用しなければなりません。違反によって減点される点数は「1点」です。